「観世ふぉん電話相談」とは
会の目的
当会は、困難に立ち向かう人々に寄り添う電話相談事業を中心に、青年僧侶および賛同する人々とともに宗派を越えて連携し、相談者のいのちの声に耳を澄まし、児童又は青少年の健全な育成、地域社会及びそこに住む人々の発展に寄与することを目的としています。
「定款第2章 第3条」
事業内容
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電話相談事業を通して、人々に寄り添い、いのちの声に耳をすまします
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電話相談、傾聴活動を行う方々への研修・セルフケア事業
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自殺予防等、傾聴活動を行う団体との連携事業
「定款第2章 第4条」より
名称の由来
「観世音菩薩」は人々の悩み苦しみに寄り添い、その人の身になりきって救ってくださいます。私たちも観音さまのように、いのちの声に耳を澄まし、共に前へ進む伴走者となるべく、おなじ想いを持つ青年僧侶と共に、菩薩行を実践して参ります。
当会について
1 趣 旨
当団体は平成21年、バブルの崩壊後、年間の自殺者が3万5千人に到達しようとする状況において、有志が集まり、困難に立ち向かう人々に寄り添う伴走者の人材育成、傾聴のスキルアップを目指し始まりました。現在の日本社会において、職、仲間、地域社会において居場所を失い「自分は社会から孤立している」「死んでしまいたい」と感じ、自身の存在価値を見出せなくなっている人が多く、このような社会に生きる人々に対する想いを受け止め、電話相談事業や各地災害被災地において傾聴活動を展開してきました。
電話相談事業では人々にとって身近な通信機器である電話を活用し、受話器を通ってくるいのちの声に耳を澄まし、社会の中で孤立を感じている人をひとりでも減らすことができるよう取り組んできた結果、次第に社会に認知され、現在は、毎週開設している2回線が追いつかない程の相談が寄せられています。また、東日本大震災直後には、被災地に限定した相談窓口を平日昼間に開設した経緯から、現在でも被災地から継続的に相談を受理し支援活動を行っています。この実情を踏まえると、将来的にも更なる必要性があるのだと考えています。
これまで、任意団体として実践してきた活動や事業を継続的に推進していくこと、活動を広げていくため、行政や関連団体との更なる連携を深めていく必要があること等の考えから、社会的にも認められた公的な組織にしていくことが最善の策と考え,、平成30年度より法人として活動しています。
法人化することによって、組織を発展、確立することができ、当団体の事業は、相談員の人材育成を促進し、さらに多くの人々とともに、苦悩する人々の想いの受け皿となり、社会に広く貢献できるものと考え活動しています。
2 これまでの経過
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平成21年5月 「観世ふぉん電話相談委員会」として発足
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平成21年11月 電話相談窓口「観世ふぉん」開設
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平成23年4月 東日本大震災被災地を対象とした電話相談回線の増設
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平成21年5月~平成30年4月 計23回の傾聴研修会を全国各地で開催
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平成30年4月 会員間で法人化の意思確認
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平成31年1月 「一般社団法人観世ふぉん電話相談」設立総会開催
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平成31年3月 設立登記
3 これまでの主な支援・協力団体(順不同・敬称略)
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公益財団法人太田慈光会
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全国青少年教化協議会
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全国社会福祉協議会
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全日本仏教青年会
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曹洞宗総合研究センター
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全国曹洞宗青年会
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社会福祉法人福島いのちの電話
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社会福祉法人仙台いのちの電話
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社会福祉法人京都いのちの電話
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チャイルドライン福島
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特定非営利法人メンタルケア協議会
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自殺対策に取り組む僧侶の会
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自殺防止ネットワーク風
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曹洞宗千葉県宗務所電話相談事業「てるてるぼうず」
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Rainbow Tokyo 北区
4 定款
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